2019年5月10日金曜日

ALTA(アルタ)で屋根を作るとき 棟の位置を自分でコントロール

アルタでは建物外周を基準として屋根を自働作成する機能があります。
ルールを理解していると、事前準備により希望の形状の屋根を作成することができます。
例えば、下図のような二階平面&パースの物件に屋根を自働作成してみます。

屋根の作成は「設計」タブの『外装自動』大アイコンの▼側のメニューです「屋根自動」を選択します。

屋根自動生成ウィンドウが表示されるので、対象の階層ごとに設定をおこないます。
形状からは、寄棟や切妻が選択できます。

勾配や軒の出を選択してから「OK」をクリックします。

 下図のような屋根が自動で作成されます。平面で見ると、バルコニーを除いた外周が軒高の基準になっているのがわかります。(=基準桁位置)

 軒高の基準位置を変更することで棟の形状は変わります。2階階層の表示レイヤを「軒高関係」にします。

 選択機能をONにして、軒高エリア(=グリーンのエリア)をクリックすると「軒高基準線」を選択することができます。
 「軒高基準線の位置」をバルコニー部分まで広げて、屋根を再度自動生成するとどうなるか試してみましょう。※同じエリアに「軒先基準線」も入力されています。間違えないように注意しましょう。
 『外装自動』アイコンの▼から屋根自動を選びます。同じ設定で、屋根を作成します。
 「軒高基準線」変更したことによって、屋根の棟の位置が変わります。
「軒高基準線」の位置から屋根の勾配指定に合わせて登っていく屋根が作成されます。
※屋根の外周は「軒先基準線」+「軒の出」で作成されます。



「軒高基準線」を使いこなすと任意の形状の棟を作成することが可能です。
軒先基準線変更前
軒先基準線変更後

0 件のコメント:

コメントを投稿